現地確認から設置まで対応できるかを見る
階段昇降機は住まいに合わせた確認が欠かせないため、介護器具販売店の対応範囲を最初に確認します。相談だけを受けるのか、現地確認、採寸、提案、設置、使い方の説明まで同じ窓口で進められるのかを聞きましょう。担当が途中で変わる場合は、採寸結果や希望が設置担当者へどのように引き継がれるかも確認します。
現地確認では、設置できるという結論だけでなく、レールの始点と終点、乗り降りする向き、折りたたみ時の張り出し、家族の通路への影響まで説明してもらいます。提案の理由が具体的で、利用者の動作や家族の生活にも目を向けている販売店なら、設置後の状態を想像しながら検討できます。
見積もりは本体以外の項目まで確認する
見積もりを比べるときは、本体だけで判断せず、レールや付属部品、設置作業、搬入、調整、操作説明など、必要な内容がどこまで含まれているかを確認します。追加作業が必要になった場合の扱いや、設置前のキャンセル条件、設置後に位置を調整したい場合の対応も聞いておくと、総額の違いを判断しやすくなります。
複数の提案を比べる場合は、同じ条件で見積もりを依頼します。階段の写真や簡単な寸法だけで得た概算と、現地確認後の見積もりを混同しないことも大切です。価格差があるときは、機器の仕様、付属する安全機能、作業範囲、設置後の対応にどのような違いがあるかを質問しましょう。
点検と修理の相談先を確かめる
階段昇降機は長く使う可能性があるため、利用開始後の窓口も重要です。不具合が起きたときの連絡方法、訪問対応の範囲、部品交換や定期的な点検の案内があるかを確認します。販売店と設置担当の役割が分かれている場合は、どちらに連絡すればよいかを明確にしておきます。
中古品や展示品を検討するときは、外観だけでなく、整備の内容、消耗部品の状態、設置する階段に合わせられるかを確かめます。レールや部品の構成が住まいごとに変わるため、本体が安く見えても、そのまま設置できるとは限りません。利用開始後の修理や部品供給まで含めて判断してください。
展示機では座り心地と操作性を確認する
介護器具販売店に展示機がある場合は、見た目だけで決めず、実際に座って一連の操作を試します。座面の奥行き、背もたれの角度、肘掛けの位置、足台への足の置きやすさを確かめてください。厚手の衣服を着る季節や、普段の靴で利用する場面も想定すると、窮屈さや足元の不安に気づきやすくなります。
乗り降りの際は、座面を回す操作、立ち上がる方向、手を置ける場所を確認します。階段側へ身体が向いたまま立ち上がると不安を感じることもあるため、乗降位置で安全な向きに座面を変えられるかを見ておきましょう。介助者が操作を手伝う場合は、身体を支える位置と操作部が重ならないかも試します。
展示場所と自宅では階段の形や乗降空間が異なります。展示機で使いやすく感じても、同じ姿勢や動作を自宅で再現できるとは限りません。試乗で分かった希望や不安を担当者に伝え、現地確認の際に反映してもらうことが大切です。試乗できない場合は、操作の流れを説明してもらい、座面寸法や回転方法を確認します。