今回は、いす式階段昇降機「シュプールX」を紹介させていただきます。
この機種は海外の製品なのですが、他のメーカーさんの階段昇降機にはない大きな2つの特徴によって、日本の家屋に設置するのにとても適したものとなっています。
1つ目の特徴は、特許を取得している「ASLテクノロジー」という機能です。
これは、自動でいす座面の角度や水平をプログラムしてコンピューター制御できるというものです。
一般的な階段昇降機は階段の壁を背にして、横向きに昇降します。
よって、幅が広くない階段に昇降機を設置しようとした場合、昇降機に座っているご利用者様の膝が、向かいの壁にあたってしまうことがあります。
しかし、この機種の場合はプログラムによっていすの旋回角度を自動で変えられるため、いすを少し下階側に向けることで膝が当たらない状態で昇降することができます。
もちろん、昇降中だけでなく、下階や上階の停止した位置でもお好みの方向に自動で回転させられます。
2つ目の特徴は、ドロップレールです。
階段昇降機は、下階で乗り降りするためには、どうしてもレールが下階に飛び出してきます。
シュプールXは、この飛び出しを最小に納めることができます。
特殊なレール構造と最大傾斜70度に対応できることによって、階段1段目からの出幅は約18cmとなります。
階段を下りたらすぐに廊下があって、レールが飛び出すと歩く方や車いすの通行の妨げになってしまうケースがよくあります。
そんなケースでは、このシュプールXのレール設計がとても適しています。
今回は、2つの大きな特徴をお伝えさせていただきました。
その他にも、安全性・操作性・デザインなどで様々なポイントがありますので、気になることがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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